2025年アサヒグローバルホーム(株)の目標は『V字回復の最後の1年』にしたいことです。5年間ほど努力して苦しい改革を続けてきましたが、今年を最後の一年にしたいと決心しています。三重県では注文住宅はビルダーランキング22年間連続の第一位ですが、注文住宅で東海3県で一位になる目標を捨てたわけではありません。必ず東海3県(または静岡県を含む東海4件)でも一位になりたいと計画しています。
建築には①『注文住宅』②『建売住宅』③『借家住宅』④『高齢者住宅』⑤『障がい者住宅』⑥『ワンルーム分譲住宅(マンション)』⑦『ファミリー分譲住宅(マンション)』がありますが、国交省や厚労省などの管轄の違いがあるので合計数の統計資料がありません。注文住宅を何棟着工ですという資料などはありますが総合計の何世帯着工とか何世帯のマンションを何棟着工かの公になっているデータがないのです。
ですから私達のスマイシアグループはこの①〜⑥の住宅を全て設計・工事で行っていますので、独自の集計で計算しています。すると年間『1,579世帯』の住宅着工(一部着工中含む)になりますので、今現在でも東海4県ではビルダーランキングでは第一位の実績となってしまいます。種類は違いますがそれだけたくさんの住宅を作らせていただいています。毎日毎日400世帯の住宅を工事しています。
1,579世帯の住宅を1世帯3ヶ月で建築したとすると、1,579世帯×3ヶ月=4,737ヶ月で12ヶ月で割ると1ヶ月で394世帯、約400世帯の工事中となります。全社員(パートさんは8時間労働で換算)1,700名の中の介護会社の社員1,350人を除くと約350人の建築系の社員でこれだけの施工数を納めているのは、日本一の生産性で非常に効率よく仕事をさせていただいているのではないでしょうか。建築の販売価格を安くしても高性能で品質のいい住宅がご提供できるのも、この効率のお陰だと考えています。そして建築の坪当たり価格が同じなら、自信をもって日本一の高性能の住宅を販売しているという自負があります。是非一度ご来店いただいて確かめていただければ幸いです。
じゃあ何故5年間も君の会社は苦しくて、何を改革していたんだと聞こえてきましたので答えをお話しします。住宅の商品や価格に問題があった訳ではないのです。その問題は一言で言うと『人材の劣化』でした。当社はもともと非常に厳しい社風の会社でした。私自身が職人上がりですし、ずっと大学まで体育会系でしたから社風が『軍隊だね』とよく言われる程でした。
私自身はそれは何も悪いことではない。規律があって声が大きくてキビキビ行動することは良いことだと考えていました。そして10年程前から介護の仕事や資産形成の仕事で名古屋で忙しく働くようになって、アサヒグローバルホームから身を引いていました。その10年くらいの間で会社の厳しさが無くなったのではないでしょうか。
それは①当社は新卒採用の会社なのですが、新人がいつまでたっても一人前になりません。②給料も三重県平均から20%上げて愛知県平均にしたのですが、人件費ばかり上がっただけで仕事はゆっくりです。③そして営業マンの業績給も無くして一般社員と同じにしましたから、できない営業はルンルンですができる営業のやる気が下がりました。④そこに私の年齢による世代交代で若いまだ実力のない社員が役員や執行役員になったのです。
はい。愚痴は止めましょう。そういうことでV字回復の5年間の大苦労があったというお話でした。しかしあと一年で完全復活いたします。ご期待ください。