来年の2025年が『勝負の年』です。

 ゴールドトラスト(株)は15%の経常利益、ゴールドエイジは10%の経常利益が可能なところまで『V字回復』しています。しかしアサヒグローバルホーム(株)だけが10%の経常利益が難しくて、来年の2025年は7%〜8%でしょうか…。これでは税金支払い後の利益から借入金の元金返済ができませんし、社員さんに年間4ヶ月平均の賞与の支払いもできません。しかし私はどうしても経費減の大改革を行なって10%を達成するつもりです。ですから『勝負の年』となります。
 まあ経費削減ですから『自分との戦い』なのですが、これが簡単ではなくて難しい苦しい作業となります。全社員が痛みを感じることでしょう。それは今でも決して無駄な経費は使っていないのに、必要な経費を数億円カットするしかありません。これがなかなかの『激痛』なのです。しかし私はやります。但し一年間の時限立法だと考えています。苦しいことは2年も3年も続けると死んでしまいますから、来年一年で決着を付けたいと思います。
 アサヒグローバルホーム(株)は売上げも年間契約数も悪い成績ではありません。なのにどうして利益が出ないのでしょうか。それは注文住宅を買えるお客様が減っているからです。そんな中で多額の経費を使って売上げ拡大型の経営はもうできません。
 ①買えない理由は1世帯当たりの所得の中央値(平均値ではなく)は、1994年が『505万円』2019年が『374万円』で25年間の不景気で所得が『131万円』も下がっているのです。労働者一人当たりの実質賃金指数も27年間(1996年から2023年)で17%も下がっています。それに加えて2014年4月から消費税が5%から8%に、2019年10月には8%から10%になってしまって国民の生活はメチャメチャになってしまいました。30年近く給料が下がり続けているのは世界中で日本だけです。加えて毎年増税されているので、国民の税負担率(社会保障含む)は2022年で47.5%になってしまいました。
 ②非正規雇用者が2,201万人(2022年)で40%近くになってしまって、男性の652万人は結婚したくてもできないのです。子供も生まれませんから注文住宅も必要ありません。
 ③そして中古の空き家が900万戸もありますから、もう新築を建てなくても、中古住宅のリノベ再生住宅で十分なのです。これでは注文住宅が今後も大量に減っていくのは当然ですから、経費削減をしたり社員数を減らすことはやるべきなのです。痛みを伴う改革を行います。
 ④それともう一つ不思議なお話ですが、アサヒグローバルホーム(株)は坪当たり価格が同じであれば日本一性能の良い住宅を販売しているのですが、そのことを一般のお客様が全く分かっていただけません。ご理解していただけないのです。やはりそれは説明見せ方が下手なのか、それともイメージがローコストの安い住宅を販売しているので性能が悪いと思われているのでしょうか。私も反省していてこれも改革したいと計画しています。ブランディング専門の優秀なコンサルタント会社に調査をお願いしたところです。
 アサヒグローバルホーム(株)の正しい評価をしていただいて、当社の良いところや強いところなどをお客様に正しく伝えることができればいいと考えています。それはやはり『イメージづくり』であり『ブランディングづくり』なのではないでしょうか。お客様に正しくご理解していただいて、注文住宅の販売にこれからも努力したいと思います。まずは来年の改革に社員全員で努力いたします。

記事一覧に戻る