アサヒグローバル(株)は三重県ビルダーランキング17年連続で第一位ですが、500棟契約を超えたことがありません。愛知県に3営業所を出しましたが(一宮・尾張旭・春日井)、三重県では良い成績なのに(津・鈴鹿・四日市・桑名)愛知県で伸び悩んでいて『500棟』が達成できないのです。来年は岐阜県に出店しますから500棟契約は超えたとしても、愛知県で伸び悩んでいては将来が真っ暗闇なんですね...。
愛知で伸びないのは何故でしょう。だんだん分かってきたことは『愛知県民』と『三重県民』の違いのようです。愛知県は結婚式が豪華で嫁入り道具もガラス張りのトラックに乗せて見せるのが当たり前。栄のルイヴィトンの売り上げが日本一ですから高級品がよく売れるお土地柄です。しかし愛知の会社はケチで有名です。いつもはお金を使わないで倹約してお金を貯めるのが好きなんです。そしてシブチンというか値引させるのが大好きです。価値あるものを値引きして安く買えれば大満足なのです。お値打ちが大好きな県民性ですね。東京の次に所得が多いので、お金持ちの愛知県なのです。
三重県はどうでしょう。まあ一言で言えば田舎者です。見せびらかすこともしませんし、高級品は見ているだけであまり買いません。価値あるものを安く買う基準は変わりませんが、値引きしないと買わない...とはあまり言いません。信頼信用で定価が安くてお値打ちなら、値引き、値引きとは言わないのが当たり前なんです。地味に長くお付き合いして信頼関係で成り立っているのが田舎の三重県なんだとお考えください。
愛知へ出て失敗したのはこの違いが分からないで、三重県流を愛知のお客様に押し付けて住宅を販売したことです。アサヒグローバルは良い物が安くて当たり前。だからあまりお金の話はしませんし、どれもみんな安いのですからお客様も安心してご契約していただけます。愛知県ではこれをしっかり説明しないで販売したので『安かろう悪かろう』と思われてしまったんですね。大失敗でした。そして愛知県民の大好きな値引きもほとんどしないで販売していましたから、喜んで満足していただけて、『お値打ち』と思ってもらえなかったんです。良い住宅が当たり前ですから、あまり高級、高級とも言いません。愛知県の人は高級品がお好きなんですから、もっともっと、これは高級ですよと言えば良かったと反省しています。
ということで2020年からは愛知のお客様の県民性に合わせた住宅販売を行いたいと思います。アサヒグローバルはなかなか実力のある会社ですから、愛知の住宅会社さんに負けることはありません。よく説明してお値打ち感と高級感を打ち出せれば必ず喜んで買っていただけることでしょう。そして3年計画で1,000棟契約を達成したいと考えます。
とりあえず今は営業マンは各自2棟ずつ契約アップ。そして100人営業×10棟契約で1,000棟を目指します。提案設計は30人で1人33棟。実施設計も30人で1人33棟で1,000棟設計。工事担当も30人で1人33棟で1,000現場です。この工事担当には補助の助手を1人ずつ30人付けますから、2人で33棟なら十分しっかりした工事ができるのではないでしょうか。人数を合計すると220人。あとは積算購買と経理総務とアフターメンテナンス要員と役員で30人くらい。総合計で250人社員で1,000棟は十分に可能ですね。東海3県で営業所は12箇所くらいでしょうか。
できるできないより、目標を持って努力していることが一番楽しいですね。250人の社員が1つの目標に向かって進む姿は美しいものです。見ていても気持ちよくてすがすがしくて、楽しいことです。できれば本当に1,000棟を実現したいものです。達成感が体験できれば、これ以上の幸せはありません。努力いたします。