いつも思うのですが、フィリピンやカンボジアやミャンマーの貧しい人達の生活はひどいですね。特に今回は台風でフィリピンの島々の家がみんな壊れてしまいました。屋根のない雨ざらしの中で家族、子供達が何十万人も生活していると思うと、目をおおいたくなります。
私は住宅屋さんですから、そんなフィリピンやカンボジアに住宅を輸出したいなー...と夢の様なことをいつも考えています。実際に私の会社はカンボジアやフィリピンに学校などを寄付していますが、『住宅』をたくさん輸出して寄付(?)できればもう最高ですね。
その理由は、『安くて良い商品』ならトヨタだってスズキだって東南アジアにどんどん輸出しているではないですか。住宅だって本当にいいものなら『輸出』できないとおかしいと私は思います。高級車もあれば格安の車もある訳ですから、まあ今回の場合は『格安の住宅』の輸出となります。寄付ばかりでは会社が倒産しますからやはり買っていただかないといけません。
さて、そんな貧しい人達に買っていただける住宅ができるのでしょうか...?私の頭の中ではもう完成しています。これは必ず日本でも販売したいと思いますが『自分で作る住宅』です。価格は坪当り『15万円』もあれば完成ですね。30坪で450万円、50坪で750万円。プロの大工さんだと40坪の家を30日で木完(木工事完成)。基礎工事や屋根外壁、内装工事で60日で合計90日(3ヶ月)で一般的には完成します。 その家をご主人と奥様2人で自分で建てられる様にするのが私の計画です。アサヒグローバルで休日は105日プラス有休で平均115日ですね。日本の大手商社や上場企業ですと150日から180日お休みがあります。十分時間はありますね。これからは自分の家は『自分で建てる時代』です(??)フィリピンの人達にも自分で建ててもらえばいいんですね。それが私の計画です。
しかししかし、簡単ではありません。『素人』に大工さん、屋根屋さん、外壁屋さん、内装屋さん、電気屋さん、給排水屋さん、左官屋さん...(33業種あります)の仕事はできません。それを可能にするためには全て私の工場で作っておいて、バラバラにして、それを素人の皆さんに電気ドライバー1つで『組み立て』てもらう方法ですね。建築には構造計算や基準法がありますから、当然、作る前に設計やデザインも必要です。まあ最初はいいデザインで100プランもあれば十分です。
と言うのが私の計画です。その計画を利用してフィリピン仕様のもっともっと『激安商品』を作れば輸出できるなあ、と考えています。それは仮設住宅の様なものになると思いますが、それでもミャンマーやカンボジアの貧しい人達には『立派な住宅』となります。
これはまだまだ『夢の話』ですが、日本の住宅をもっともっと『安く、いいもの』にしていけば必ず実現できると信じています。日本ではアメリカやカナダの住宅を『輸入住宅』として建てていますが、日本が本当に価格でもデザインでも性能でも、一流の住宅を作れるようになれば『輸出住宅』は当たり前ですね。それが私の主張です。
これらの私の計画は住宅の『オートメーション工場』が基本ですから、早速来月か再来月にはドイツの工場を視察して、そこの知り合いの社長と提携の契約をしたいと考えています。さてどうなることやら...。しかし私は諦めません。なんとか実現したいものです。