注文住宅で日本一の会社になりたい。私はなりたいと思いますし、なれると確信しています。15年前のアサヒグローバルホームはいい会社でしたし、強い会社でした。日本一大きい住宅フランチャイズの会社で、その中の法人ランキング一位でしたから、その時は日本一の注文住宅の会社だったと言っても嘘ではないと思います。
そして15年経って現在の売上は3倍になりましたが、新しいいい会社がたくさん出て来て、今当社は日本一のいい会社、強い会社とは言えなくなってしまいました。さてその原因は何だったのでしょう。それは『私の怠慢』でした。私が居なくてもこのまま上手くいくと考えた私の大失敗だったのです。
15年前に2つの会社を創業しました。高齢者住宅と介護看護の会社のゴールドエイジ㈱と、資産づくりと賃貸マンション・アパートを建築する会社のゴールドトラスト㈱でした。15年かけて苦しい経営だったのですが、なんとか成功させて、今では2社共にアサヒグローバルホーム以上の収益を生む会社に発展させました。今期で3社合計の売上は300億円、経営利益率は8%です。『介護』も『資産形成』も成長産業ですし、それ以外に『エコエネ』と『健康医療』の成長する新規の事業にも17億円以上先行投資しています。2030年の計画では600億円の売上を予定しています。
ですから、まあ全体的には私の経営は成功なのでしょう。しかし私はそれでは絶対に嫌なのです。私の一番好きな仕事は、一人一人のご家族の住宅を一軒一軒大切に作り続けること。以前お客様に言われたことが忘れられません。それは『家は家族の宝です。』と言われた奥様の言葉でした。私自身も住宅作りを天職として一生やると決めています。だから高齢者専用の住宅はもう3,500戸建築しましたし、賃貸の住宅も4,000戸建築しました。注文住宅は8,500戸建築しました。
しかしどうして注文住宅はこの15年間停滞してしまったのでしょうか。それは私の責任です。私はITに弱く、この今のSNSの販売促進の波に完全に乗り遅れてしまいました。次に私はPRやブランディングなどの自己表現が苦手です。私は古い人間なので宣伝しなくても、住んでいただければ良さは分かっていただけると考えていました。しかし現代はイメージの良い会社やブランディングの訴求力のある住宅会社が伸びているのです。
はい、反省はともかく、今年からは再度日本一住宅に挑戦いたします。4年間かけて会社の大改革(縦割組織中止・新卒採用中止・半人前社員は転籍など)も終わりましたので今現在会社の中はピカピカになりました。今年1年で半人前の社員は50人程グループ会社へ転籍しました(退社含む)。そしてプロ社員中心の170人の社員の会社に生まれ変わったのです。
やるべきことは3つです。①性能日本一住宅②価格日本一住宅③ライフサイクル日本一住宅です。坪当たり価格が同じなら日本一高性能な住宅の販売。(品質・デザイン・保証日本一住宅など)そして価格帯別に最高ランクの住宅を建築する(世界一住宅・日本一住宅・価格帯別日本一住宅など)。そして3つ目は少し分かりにくいのですが、ライフサイクルの子育てや子供達の独立、共働きや老後の生活。この約30年間に必要な家の修繕やリフォームの費用、そして子供の学費や老後の資金などのお金が自然に貯まる『不思議な新築住宅』の発売をいたします。これは日本で初めての住宅ですし、当社でないとできない、他社に真似のできないお金が貯まる新築住宅となります。ご期待ください。