【住宅】夢のような『新・人事制度』スタート

 古い社員さんは『またか...』と思いますよね。私は42年間の間にいくつもの人事制度を導入して、たくさんのお金を使って、そして失敗してきました。

 

 等級・格付け・評価制度・昇進昇格・職能給...。みんな失敗でした。どうすれば私は昇進昇給するのですか...(?)と聞かれても、それは職能要件表に書いてありますから読んでください...。しかしそれは私が読んでも全く理解できないんですね(スイマセン)。これが日本中にある『人事制度』だったのです。

 

 私の人事制度の信念は...

 

①社員さんに成長してもらいたい。

②少しでも多くの給料を払いたい。

③そして全員を平等に正しく評価したい(不公平は嫌いです)

 

だったのですが、私の情熱と信念とは裏腹に全て失敗してしまいました。今だから私は正直にお話ししますが、1,050人の社員さんの人事給料も私は全く分からないし、関与していませんでした。しかしこれは最悪ですよね。こんな無責任な社長は打ち首、獄門の刑ですよ。

 

 しかし1つだけ言い訳いたしますが、ではどうすれば私は1,050人の社員さんの一人一人の評価をすればいいのでしょうか...(?)それはもうどう考えても不可能なのです。ということで諦めていたのですが、今回の全く新しい、世界中どこにもない『松本先生の人事制度』に出会いましたから、これが私の最後の『人事制度』になることでしょう。私も社員さんもやっと幸せがやって来ましたね。

 

 今回の人事制度は一言で言って、もの凄く簡単です。中学生でもすぐに分かります。一言で言うと社員の成長を支援する『成長シート1枚』で終わりですね。

 

 このシートは、社員さんの階層別に...

 

①一般職

②中堅職

③管理職

 

があり、それぞれの職種(営業・工事・経理・ヘルパー・ケアマネ・看護師など)ごとに一人に1枚だけなのです。

 

 そしてシートの中は...

 

期待成果(数字)

②それを達成するための重要業務

③その重要業務を行うための知識技術

④それと基本的な勤務態度

 

の4つしかありません。この4つをそれぞれの項目の成長基準の1~5の5段階(1点~5点)で本人と上司が評価するだけなんですね。

 

 全社員が全く同じやり方ですが、やはり階層別の一般・中堅・管理は5段階評価で出た点数の重要度が当然違いますので、ウェイトのパーセントが変わります。新入社員さんなどは『勤務態度』のウェイトが50%。『期待成果』は10%ですが、管理職になると『勤務態度』は良くて当たり前ですから10%。そのかわり『期待成果』が最も大切ですから、50%のウェイトになるのです。しかし全社員、全員『100点満点基準』ですから、1,050人の社員さん全員の評価点数が一目で分かります。一目で分かるから、私の言うこれが夢のような人事制度なんですね。

 

 そしてこの人事制度の一番いいところは、今いる優秀な社員さんをモデルにして全て作られています。あの人にできる事なら、私にもできそうだな...と誰でも思えるのです。そして社員さんの成長の合計が会社の成長になりますから、一人一人が『成長シート』1枚で自分の点数が出て、会社への貢献度も分かります。ちなみに新入社員は誰でも20点からスタートします。そして10年くらいかけて80点くらいになれば理想的ですね。何回も失敗しましたが今回は『私、失敗しないので...』宜しくお願い致します。

 

 1点1点階段を上がる自分の姿が可視化できる。どうすれば期待成果が達成できるのかが分かり、そのプロセスも全てオープンな人事制度となります。しかし私は『人事制度』とは呼ばす『成長制度』と呼びます。まさにグループ会社の社員全員が成長できる『成長制度』にご期待ください。2018年1月から実施いたします。

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