私は『6,000万円程』のお金を無くしました。『8%複利』の利回りで回る安定的な手堅いファンド、だと信じて毎月『500万円』を18ヶ月間で『9,000万円』積立てしましたが今月解約しました。『6,000万円』相当の解約違約金の解約損を出しますが、これから10年も15年も『6億円』も『9億円』も積み立てて大損するよりは『6,000万円』の被害で損切りする方がいいと判断しました。
そもそもこの『金融商品』は一般的に言う『ファンド』ではありませんでした。ファンドらしき顔をした、ただの危険な金融商品だったのです。私達顧客だけにリスクがあって『香港の運営会社』と『日本の販売代理店』には一切のリスクがなく、膨大な利益が上がる仕組の詐欺もどきの『金融商品』でした。詐欺もどきとは、詐欺だとは法律的に立証することができないが、限りなくグレーでイカサマだということです。
販売代理店は、それは全て契約書に書いてありますから、見ていないあなたが悪いのですよ。と必ず言うのです。しかし私達顧客側からすると、私達にリスクを全て説明すべきですよね。良い事ばかり言って、不利なこと、リスクは英文の(日本語訳付き)契約書に書いてあります、ではあまりにも誠意がある態度ではありません。
今、日本中でたくさんの人達が、これと同じ又はこれに似た怪しい『金融商品』を契約して、15年、20年の満期でお金が増えるのを楽しみにして、毎月毎月大切なお金を積み立てているのです。途中解約なら確実に元本割れ、15年20年の満期まで積み立てても果たして利益は出るのでしょうか...(?)私は出ないと判断しましたから、6,000万円捨てて解約したのです。
その理由を3つ申し上げますと
①管理費が高すぎます。一般のファンドでは考えられない異常な経費ですね。私もいくつものファンドに5億円以上投資しているから分かりますが、一般の人は分かりませんね。『初期口座管理費』と命名された、訳の解からない費用が『6.24%』もあるのです。毎年6.24%払うということは、掛ける16年で100%が無くなるということ。初期口座の2年間に毎月10万円積み立てている240万円のお金は、16年後には全て無くなるということですね。酷いものです。
②次に全積み立て金に対して『管理費』が毎年1.44%の費用がかかります。これも異常な管理費です。それは何故かというと、例えば複利で6%に回っていてもこの1.44%を引くと、4.56%の利回りに下がってしまうからです。これではファンド自体の利回りで成功しても、管理費がかかりすぎて利益がでないのです。これは本当のファンドの常識では考えられない非常識な費用だと私は思います。
③は①②に加えて、一番酷いのは『途中解約の違約金』なのです。普通のファンドであれば、もし成績が悪ければ自由に解約できて、違約金などは全くありません。しかしこのファンドもどきの危険な金融商品は、いくらファンドの成績が悪くても解約できない仕組みになっているのです。一年以内の解約は『100%』の違約金で返金はゼロ。20年満期で5年で止めると全資金の『65%』10年でやめると『50%』の違約金を払わされて大損するのですね。そういう仕組みになっているから、私は詐欺もどきだというのです。ファンドの成績が悪くて損をし続けても自由に解約金無しで解約できないなんて、もうメチャクチャな金融商品なのです。
そして私達が大損しても、販売会社や運営会社は、人の金を使って、全くのリスクなしに、莫大な利益を上げているのですね。そして私がそれに気が付いて文句を言うと、20年後の満期になるまで利回りの結果は分からないのですから、私達の責任ではありませんよと言うのです。そんなバカな話がありますか...。あなた達が仕組んで、私達に利益が出ない様にしているくせに...。私はもう頭に血が上ってしまって...。バカヤローと叫んでしまいました。きっと私がバカなんですかね。そうなんですかね...。