デザイン住宅とおしゃれな住宅

 この頃は『デザイナー住宅』が人気のようです。だから私達アサヒグローバルホームもこの4・5年はデザインに力を入れて住宅の設計を行って来ました。お客様に今流行の家の外観をおすすめしたり、室内のインテリアにも雑誌にあるようなトレンドをご紹介したり、そしてお客様もご自分の好きなデザインをネットで探して、こんな感じにしてくださいと私達に言われています。
 家づくりは一生で一回の大仕事ですから、私達もお客様も真剣ですし失敗するわけにはいきません。ですからデザイン、デザインと住宅業界で言われるようになったのですが、私は皆さんが住宅のデザインの意味を間違えているのではないかと考えています。
 アパレルのデザイナーズブランドの服とか車のデザインとかデザイン家電などは全て完成した商品として生産されているので『デザインがいいねー。』でいいのですが、住宅はそうではありません。一件一件全く違う住宅をゼロから作り上げるのですから、服や車や家電のような既製品ではありません。ですから住宅を『デザイナー住宅』にすること自体に無理があるというか、今流行りのデザイン住宅にしてはいけないと私は考えています。
 もし皆さんがデザイナー住宅を建てたいのであれば方法は1つだけあります。それは安藤忠雄先生や隈研吾先生などを代表とする、日本に3,500人しかいない『建築家』に設計を依頼するしかありません。建築家として認められる基本的な条件は、会社に所属した設計士ではないこと。この人達は建築家ではなくただの設計士やプランナーと呼ばれています。そして建築家は自分のアトリエ(設計事務所)を持って何人かの弟子(所員)をかかえて、日本だけでなく世界中の設計コンペに参加していて、優秀だと認められた先生達だけが『建築家』なのです。
 アサヒグローバルホームは日本を代表する2,800人の建築家のネットワークに加盟していますのでいつでも安藤先生や隈研吾先生その他をご紹介できます。近々安藤忠雄先生の講演会を名古屋マリオットアソシアホテルで開催しますので、ご興味のある方はご参加ください。ネットワークとは『アーキテクツ·スタジオ·ジャパン(ASJ)』のことで、ここに加盟していて、愛知·岐阜・三重で3人ほどの建築家に毎月来ていただいて『設計懇談会』を月一回開催しています。
 このレベルの建築家に頼めば『デザイン住宅』はできます。しかしそれは隈研吾先生のデザイン住宅であって、あなたが作ったデザイン住宅ではありませんね。愛知県でもデザインが良くて人気がある住宅会社があるのですが、私はその住宅会社のデザインが良いとは思いません。その会社はデザインがいいのではなくて単純に『おしゃれな住宅』をつくっているから人気があるのです。これから住宅を建てる人達はデザインを良く理解して住宅づくりを進めていただきたいと思います。
 そして『おしゃれな住宅』づくりは簡単なのです。主婦の奥様がすぐに『主婦設計士』になることです。『おしゃれ』にこだわって『自分の好きな』『自分中心』の家づくりをすることです。最新のトレンドはネットで探せばいくらでもありますから、いいなと思ったらどんどん取り入れてもらうこと。住宅会社の社内にいる設計士は建築家ではありませんから、あまり気にしないでご自分の希望を100個くらい言えばいいのです。あとは設計士がまとめてくれます。はい、これであなただけの『おしゃれな住宅』は完成いたします。
 これからは『デザイン住宅』ではなくて『おしゃれな住宅』づくりですよと、私の考えを申し上げました。参考にしていただければ幸いです。

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