ですから、今年の10月と11月に作成を行う来年度の事業計画は真剣に作りたいと思います。まあいつも真剣には作っているのですが、来年はなんせ第二創業ですから特別中の特別に真剣です。
『第二創業』とは何でしょう。それは44年間で『第一創業』時代は終わったということです。私は今までやってきたことすべてを変更したいと考えています。
なぜ変更するのでしょうか...(?)それは変更しないと、今のままのアサヒグローバルだとこれから先の10年間がやっていけないからです。会社の存在価値が無くなるというか、どこにでもあるような住宅会社では、これからの人口減少、高齢化、住宅着工棟数激減時代には生き残ることはできませんね。
変更①『経営理念』を変えます。私の作った20年前の経営理念では、社員数が増え(200人)年間上棟数が増え(500棟)取引業者数が増えた(350社)今ではやっていけません。今までは個人一人一人が頑張る会社として成長してきたのですが、もう個人の頑張りでは体と心がくたくたに疲れてしまってやれません。これからはチームで仕事をして、大きくなった組織の力を活用して会社が成長する以外に方法はありません。
変更②新たに『基本理念』を作ります。経営理念や目的や方針や戦略は10年くらいで変えるべきです。しかしこの基本理念は100年間変えません。変えてはいけません。決定ではありませんが5つあります。(1)お客様を必ず幸せにする『顧客幸せ主義』(2)社員を必ず幸せにする『社員幸せ主義』(3)オンリーワン・ナンバーワンになる『一番主義』(4)挑戦し続けて失敗を恐れない『変化行動主義』(5)短期長期の両方の成果を達成する『長短成果主義』。この5つは100年間変えません。
変更③『社風』を変えます。アサヒグローバルは非常によく働く厳しい社風の会社でした。よく働くよくできる人に仕事が集中していて苦しい会社でした。そして能力のあるできる人は頑張り通すのですが、そうでない人は辞めてしまいます。こんな社風の会社はもう時代遅れですし、未来はありませんね。チームで助け合って努力する会社。人に上手な仕事のやり方を教えた人が最高ランクの人事評価になる会社に生まれ変わります。しかしホワイト企業宣言をしても定着するのに10年はかかりますが、10年かけて必ず実現いたします。
変更④『戦略』を変えます。三重県住宅ビルダー17年連続第1位はもうやめます。三重県1位ではなく、日本一の住宅づくりに挑戦します。日本一ですからアイフルホームやタマホームではなく、積水ハウス、ダイワハウス、トヨタホーム、一条工務店よりも良い住宅を作って販売する方針です。販売棟数が日本一になるのではなく、日本一の住宅を作って販売したいのです。(1)科学的な根拠を持って証明します。(2)住宅の価値の基準を誰にでもわかる、素人の奥様にもわかるように作ります。(3)そして価格を明確にして、正しく比較購買できるようにします。ご予算は一人一人違いますから、その人にとってこれが『日本一の住宅』だと納得して買っていただける住宅をつくり販売します。
変更⑤『私の夢と目標』を変更します。私は早く会社を引退して、長男と2人でファミリービジネス(国内外900戸相当の賃貸不動産投資)を発展させたかったのです。しかしこの①〜④の変更を優先させると、私の夢と目標を諦めざるを得ません。大変に残念ですが自分のことより会社の方が大切ですね。まあファミリービジネスはなんとか長男が発展させてくれるでしょう。
2020年はアサヒグローバルの『第二創業』となります。宜しくお願い申し上げます。