【住宅】『ランチェスター戦略』実行中!!

今年でアサヒグローバル(株)は『40周年』を迎えることができました。ありがとうございました。よくまあ倒産せずに40年間続いたものです。

 

しかしそれには理由がありまして、それが『ランチェスター戦略』の実行でした。ご存知ない方のために少し説明しますと、それは『戦いに勝つ方法』です。1868年生まれのランチェスターさんが開発して、それをアメリカ軍が実行して、日本軍をやっつけてしまったんですね。

 

弱い会社が強い会社に勝つ方法が『弱者の戦略』。そして強い会社が弱い会社をやっつける方法が『強者の戦略』。この2つしか戦いの方法はありません。ちなみに私は40年間いつもいつも『弱者の戦略』で会社を経営していましたから、大手ハウスメーカーにも、地元の有力な住宅会社さんにも負けた経験がありませんでした。だから40年間生き残れたんですね。40年前に一人で始めた会社も今では1000人の社員さんになってしまいましたし、地域では一番の住宅会社や介護会社にならせていただきました。はい、ありがとうございました。

 

さて『強者の戦略』とは、もともと強い会社なのですから、小さくて弱い会社には負けるはずがありません。しかしいかに短時間で最小の被害で楽勝するための戦い方です。『2乗の法則』と言われますが、10人の兵士と6人の兵士が戦えば一般的には単純に1064となって強い10人の方の兵士も6人が死亡して4人生存となりますね。これが『一騎打ちの法則』で戦国時代の戦い方でした。しかしランチェスターさんが兵器が開発された第一次世界大戦のデータを分析して分かったことは2乗に比例したことでした。

 

102乗は10062乗は3610036=64となりまして2乗で開くと(√648となります。10人と6人が戦うと強い方が8人も生存して弱い方が全滅となりました。この計算が第二次世界大戦でも使われて日本は負けてしまったということです。大きくて強い会社は『人も金も物も』大量に投入して戦いに勝てることが理論的に証明されているのです。もうこれでは私の会社の様な小さくて、弱い会社は、いつまでたっても負けてばかりですよね。

 

しかししかし私は負けませんでした。それは私はこのランチェスターのもう1つの『弱者の戦略』を徹底的に勉強して実行したからでした。

 

私の勝ち方①すみません。気分を悪くせずに聞いていただきたいのですが、私はだから負けることが分かっている強い会社とは戦いませんでした。自分より弱い会社と戦いましたから、いつも負け無しですね。そして1020年じっと頑張って実力をつけて、強くなった頃に大きくて強い会社に戦いを挑みました。私にとって弱い会社が『攻撃目標』。強い会社は将来の『競争目標』でしたね。日産が何故トヨタに負けたのか。それは2倍以上の経営力があるトヨタを『攻撃目標』にしたからです。ホンダやマツダを『攻撃目標』にして、そして力をつけた後でトヨタと戦うべきでした。残念ながらだから失敗してフランスの会社になってしまいましたね。

 

私の勝ち方の②さて次は強い会社と戦う方法ですが、私は必ず『一騎打ち』に持ち込みました。会社の名前は有名でも、そこの社員の一人の力はたいしたことはないのです。こちらは小さくても一人の力は強いので必ず戦いに勝てるものですね。簡単でした。

 

そして私の戦い方③私は並の戦い方はしません。いつも『差別化』で戦うのです。大手が坪55万円なら、私は坪35万円。大手が規格型なら私は自由設計。大手が広告宣伝なら、私はご紹介口こみセールスに徹しました。大きい強い会社にも必ず弱い部分があるものです。そこを徹底的にやっつけるんですが、大手もバカではありませんからすぐに対応します。すると私はまた別の弱い所に自分の会社の強い所をぶつける訳です。

 

ということで40年が過ぎてしまいました。考えてみれば毎日が戦いの連続で激しい人生だったしょうか...。しかし楽しいビジネスの戦いでした。もう少し続けたいと思います。

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