この2年間は苦しいトンネルの中でしたが、今年2021年からアサヒグローバルは復活して再出発いたします。何が苦しかったのですかと聞かれましても、それは去年までの2年間は秘密でした。しかし今年はお答えいたします。まあ、もう終わったことですから時効です。全ての責任者は私ですから、厳しく反省しながら、お答えしたいと思います。
それは①ずっといい成績だったので調子に乗って、慢心していたということです。社員さんに対する思いやりというか、大切にしようという気持ちはあっても実行に欠けていました。だから社員さんは1.5倍の仕事に押し潰されて、心も体もボロボロでしたね。それが分かったのは2年前でした。そして2年間かけて1つ1つ改善しました。まだまだ不十分ですが、だいぶ良くなったようです。会社の中に笑顔が多くなったような気がします。これからも気を抜かずに努力いたします。
②SNSに乗り遅れました。私がアナログ人間ですからインターネットが苦手です。だからSNS、インスタグラム、ユーチューブ、ホームページなど、全てに乗り遅れました。それに気が付いてからは時間とお金に糸目をつけずに頑張って、2年間かかってやっと愛知・三重・東海のトップスリーの仲間入りができました。しかし使ったお金が年間4億8,000万円です。これは使い過ぎなのですが、チラシやポスティングのアナログもやって、SNSにも2重にお金を使わざるをえませんでした。今年からやっとSNSに集中できますので、費用も少なくなるでしょう。大変でした。
③契約数が低滞して伸びませんでした。理由はグローバルタウンのモデルホーム出店戦略の失敗でした。20年以上うまくいっていた契約数だったのに2年前から停滞です。それは戦略の劣化でした。以前ですと3棟4棟のモデルホームを持って出店すると、競合他社に勝てたのですが、タマホームさんやクラシスホームさんなども3棟モデルを建てて営業所を出店していますので勝てません。同じことをしても勝てないのです。ですから差別化として『日本一住宅』の販売に切り替えました。お陰様で去年はコロナ禍で来店は最悪でも、過去最高の契約数を達成することができました。今年もなんとかやって行けそうです。
④契約が落ち込んだ2年前の時期に、営業マンが無理をして、値引きをして契約をしていました。ですから去年の契約数は最高なのに、2年前の値引きのせいで、去年の会社の成績は過去最低となってしまったのです。悪いことは重なるものですね。これらの理由①〜④で去年の会社の成績は過去最低を記録してしまいました。
ということで、今年の2021年はアサヒグローバルの『再出発』の年となります。そして皆様がビックリするような『素晴らしい住宅』の開発もだいたい終わりましたので販売を始めます。この住宅は日本初ですし世界標準以上となります。価格も低く抑えていますので皆様に喜んでいただけるのではないでしょうか。これからの1年間、実験と数値的な検証を行い、エビデンスをしっかり積み重ねて、2022年からは正式に公開して販売していきたいと計画しています。ご期待ください。
さて人間というものは良い時に失敗の種を蒔いて、失敗をしてから、やっとそれに気が付いて苦しい思いをして改善する動物のようです。しかし私はそれでも感謝しています。それはこれら①〜④にあと1年気がつくのが遅れていれば...。取り返しがつきませんでした。だから感謝、感謝でしょうか...。はい、ありがとうございました。再出発ができますことを、心から感謝申し上げます。